【先生】中学校で職業講話をしました

職業講話とは勤労の意義、価値、責任などを理解し、自分の将来を切り開くきっかけとする。
都内の中学校で職業講話をしたので今回はそのエピソードをお伝えします。

プロフィール
山口翔矢
ジム経営、ボディビルダー、トレーナー、モデル。前職のゼネコンを退職しトレーナー業に転職し2022年登戸でセミパーソナルジムを開業。オープンから4ヶ月で会員数100名を突破。各種ボディコンテストで入賞実績。モデル、インフルエンサーとしても活動。連絡はinfo@zeroonegym.com

トレーナーに興味を持った子どもたち

今回、縁があり都内の中学校で職業講話のお仕事を頂きました。
対象は中学校1年生。
前情報はやや勉強は苦手で落ち着きのない子とのこと。
学校側からのリクエストは楽しい感じが良いとのことのみ。

うーん、、中々見えてこない。

中学1年生ってどんなだろう?
どんな話しが良いんだろう?
楽しい話しが良いのかな?
ちゃんとトレーニングできるかな?

漠然とした不安がよぎります。
話す内容は特に決めずに当日を迎え中学校を訪問。

講師控室には
・美容師
・ダンサー
・調理師
・介護士
と様々な職種の方々が座っております。
生徒たちはそれぞれ興味のある職種に分かれ講話と職業体験をやっていきます。

生徒が待つ体育館に向かいます。
トレーナーの仕事に興味を持った生徒さんは12名。
軽く自己紹介をして職業講話がスタートです。

「楽しい」を選ぶ人生にした

自分から話すのは自己紹介ぐらいにして生徒一人ひとりに質問を投げかけます。
一人の生徒から、

「なんでトレーナーになったのですか?」

振り返ると今回の講話で一番生徒さんに伝えたかった内容だったかもしれません。
僕は「一番楽しいことができる」を考えた時に出た答えがトレーナーでした。
自分の一番好きな筋トレを仕事にしたかった。
筋トレでお金を稼ぎたかった。

けれど僕がそれに気づいたのが28歳の時。
それまでは会社組織に属し上からの指示をひたすら待つ。
ただただ土日を待つだけのツマラナイ日常を送っていました。
出世ラインに乗るには社内政治を上手く生きる。
良い仕事をするよりもいかにして上司に気に入られ可愛がられるか。
そこそこ大きな会社だったので給料もバブリーで親族間や友人間での世間体は良く

いわゆる、いい子

を演じてきた20代でした。

しかし精神を消耗し心は満たされない日々。
そして、ふと振り返ったときに僕の20年後の将来は上席に座るデップリとお腹がベルトに乗った、
いかにもイケてない中肉中背の中年ではないのか。

これで良いのか??
絶対ダメだよな??

人生の夢はなんだろう?
僕が本当に真剣になれることって何だろう?

何回考えても僕の頭の中には筋トレしか出てこなかったです。
そして自分のジムを作ること。

僕は辞表を上司に提出し会社を辞めました。
そこから僕の第二の人生が始まりました。
28歳の時です。

とにかく好きなものを見つける
そして好きなものを大切にすること
大切にした先に自分の将来が見えること

を伝えました。
僕はたまたま筋トレだったけど、
ゲームでも良いし
アニメでも良いし
スポーツでも良いし
勿論、勉強でも良い

何だっていいから今楽しいものに熱中する人生を歩めば楽しい職業に出会える。
苦手なものは他人に任せて、自分は好きなものを担当すれば良い。
僕のように他人の人生を生きずに自分の人生を歩んで欲しいと心から生徒さんに伝えました。

意外にも真剣に聞いてくれてめちゃくちゃ嬉しかったです。
子供とか大人とかそんな関係ないことに気づきました。

真剣に接すれば誰だって真剣になりますね。

人を褒める大切さを職業体験を通じ学ぶ

そこから職業体験にうつります。
二人一組に分かれペアになってもらいました。

トレーナー役とお客様役。

僕が持参したゴムバンドで足回りのトレーニングを始めます。


フォームや意識することを伝えます。

一人はお客様
一人はトレーナー

トレーナー役の生徒が
「おい!もっとやれ!フォーム違うぞ」
「できてないぞー!」
とヤジにも似た荒い掛け声を。

改めて生徒さんたちにトレーナーとはどういうものか伝えます。

人のやる気を最大限引き出し成長に導く存在。

「みんなも怒られたらやる気なくしちゃうよね?」
「嫌な言葉とかかけられたら同じことやっちゃいたくなるよね?」
「でも褒められたらもっと頑張ろって思うよね?」

生徒さんは何か思ったのかそこから相手を褒めるように。
拍手で相手を褒め称え楽しそうにトレーニングに打ち込む姿がカッコよかったです。
とても美しい光景を見れました。

納得するか納得できないか

トレーナーの仕事に興味があるだけあって部活で活きるトレーニングや意識することを聞かれました。
この辺の質問力は大人と本当に変わらないと思いました。
大人に教えてることと同じ内容を教えると納得した表情でトレーニングに打ち込みます。

子供も「納得」するのは本当に大事だなと気付かされました。

納得できないとどうしても人は受動になります。
当時、部活をしていた時を思い出すと

罰走させられたり
訳わからんスライディングを永遠とさせられたり

意味の説明を受けずにやるとトラウマになります。
そしてそのスポーツや活動が嫌いになります。
なるべく小難しい言葉は使わずかつ論理立てて意味を説明すれば納得できる。

納得できればやろうと思う。
やろうと思えれば成長する。
成長すれば楽しくなる。
楽しくなれば続く。
続ければ将来が見えてくる。

前途洋々な子供たちには是非とも納得して物事に取り組んで頂きたいです。
そして素晴らしい職業に出会えることを祈ってます。

今回、職業講話を通じて僕自身、沢山学びました。
機会がありましたら職業講話受けてみると良いですね。
きっと新しい自分に出会えます。

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営業時間:9:00~22:00


この記事を書いた人

山口 翔矢

山口 翔矢

1992年1月22日生まれ
ジム経営、ボディビルダー、トレーナー、モデル。前職のゼネコンを退職しトレーナー業に転職し2022年登戸でセミパーソナルジムを開業。モデルやインフルエンサーとしても活動。